いろいろあって、家を建てることにしました。
家と言っても、倉庫兼ガレージですが、
建築士や大工さんには、依頼せず、件名のとおりのセルフビルド=DIYで、無謀にも作ります。
水道・下水・電気は、資格が必要なので、外注の予定ですが、
電気ぐらいは、資格をとってもいいかもしれません。
図面を興す
大工さんに、思い通りに作ってもらおうとすると、やっぱり図面が必要ですが、
自分で作るときには、図面なんて、なくても、家は建ちます。
が、
「建築確認申請」というものを、市に提出して、認可が下りないと、
正式に家を建てることは出来ません。
※なしに立てても、撤去して下さいという、命令が下るだけですが。
それでも撤去しないと、行政処分など。
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さて、今回立てるのは、
- 平屋: 12m x 6m = 72m2(半分車庫)
- 2F建て: 1F / 6 x 6m & 2F/6 x 6m = 72m2 + 階段面積(1F車庫)
めいいっぱい、100m2まで、床面積を広げる予定ですが、
というのも、床面積100m2以下の家であれば、建築士の資格がなくても、
確認申請を提出することが出来ます。
敷地的には、扁平率60%を軽く下回るので、どちらでもいいのですが、
今後の土地活用のとを考えると、2F建てがいいかなーと考えています。
でも、2Fの建築って、1Fと2Fの柱と梁のつなぎが、面倒なんですよね。
通常、プロが数人がかりで、2~3ヶ月かかるところを、
DIYで。立てる計画ですが、6~12ヶ月は軽く掛かりそう。
(やる気の問題ですが、週末大工だと、厳しい)
平屋だと、梁が1つ出来たら、屋根を先に、作ることだって出来るわけで、
先行して、車庫から、ていうことも、可能といえば可能な、
平屋の方が都合はいいのですが、
というところで、今、悩んでいます。
建築確認申請を提出する資格
木造(通称4号建物)であれば、床面積100m2まで、
それ以外の材質(鉄・RC)だと、30m2までは、建築士の資格はなくても、
設計士として、建築確認申請の提出が可能です。
なお、2級建築士の資格を取得するには、勉強しただけではだめで、
以下のような経験年数が必要となり、私の場合、7年の実務経験が必要となるので、
無資格で設計出来る最大床面積の木造100m2を目指します。※追記あり
参 >>?www.shikaku.co.jp/2k/info/exam/contents/outline.html
まあ、木造で100m2って結構広い!
単純に、平屋だと、10x10mで、5x5mの部屋が単純に4つ。
25m2って、畳が1枚約1.8×0.9m =?1.62 なので、単純に15畳
8畳間だと、12.96m2なので、7.7部屋も作れてしまう計算に・・・
※壁圧は除く
建築確認申請の勉強
図面はどうにでもなるとして、姉歯建築士の偽装問題もあり、
2009年に、建築法が改正され、添付する図面が大幅に増えました。
それを踏まえて、素人が建築確認申請が出来るのか?
まずは、昔買った本を、読み返しました。
が、法改正前の内容や、すでに経っている建物のリフォームに関する書籍で、
今回の建築確認申請の役には立ちません・・・
特に、「自分で我が家を作る本」は、自身で建造された家のノウハウ本なんですが、
2009年以前に建てた家をベースなのと、
最終的に、階段を床面積に入れていなかったために、
100m2を超えてしまったため、知合いの2級建築士に書いてもらったなど、
実際の建築確認申請の書き方については、まったく詳しくありません。
※プロの意見をもらうという前提では、とても重要だと思います。
今、一番知りたいことは、「提出書類の書き方」なんですが、
その後の木組みなどは、後でいいとして、
- 基礎は最低限、どの程度必要か?
- 軒は何メートル出せるか?
- 耐震壁はどの程度必要?
など。
ということで、新しく書籍を購入しました。
まず、上記写真の「自分で我が家を作る本」に記載されている、
- 木造住宅工事仕様書
※最新刊は、「フラット35対応 木造住宅工事仕様書 平成28年版」
残念ながら、これを見て、建築確認申請がかけるというものではなく。要は、仕様書なんですが、辞書ですね。。。
Amazonのレビューを見ながら、良本を探した結果、
本来であれば、本屋さんで内容を確認して、買った方が良かったのですが、
他のムック本の表紙変えだ、などとの評価もありますが、
確認申請書類を作るための、フリーソフト「申請丸」が付属していることが、決め手でした。
- 平図面
- 耐久壁&風圧壁計算
- 伏図などの構造(基礎など)
を、サポートしてくれるソフトです。
使ってみた感じ、フリーソフトでは、十分な機能を有しています。
(計算は、あくまで、もう1度自分で計算してね。という、
また、大臣認定のソフトでありませんが、手計算の補助とでもいいますか?
伏図などは、JWCADに出力出来るようになっており、
平面図と、耐久壁など、必要項目さえ埋めれば、提出書類が簡単に作れそうです。
まだ、平屋にするか、2階建てにするかっていうところですが、
申請書類の目星が付いたことは、とても大きい励みになり、
基礎や、柱と梁の繋ぎ方なども記載されており、あたり本でした!
また、木造住宅工事仕様書では、ちょっとむずかしいところもあり、
を購入しました。
「木造住宅工事仕様書」は、専門用語が多い本ですが、
「ゼロからはじめる「木造建築」入門」は、入門というだけあって、
とてもわかり易く、辞書的に使える本でした。
それを踏まえて、「木造住宅工事仕様書」で確認するという感じの使い方ですね。
ひとまず片付いたら、
敷地の上に線を引いて、どの程度の床面積が確保できるか?
図ってみたいと思います。
~ 続く ~
我が市ではどうなのかと、調べていると、
「50m2以下であれば、誰でも」という資料が見つかりました。
早速、役所の都市住宅課に電話してみるも、担当者はわからないと・・・
建築士法では、100m2以上の木造建築物を設計するには、
木造建築士・1・2級建築士の資格が必要とあり、
=100m2未満は、無資格でも設計可能
参考 > 建築士@Wikipedia?
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で、県民局のまちづくり建築家に問い合わせてみたところ、
兵庫県の条例で、50m2以上は、有資格者の設計が必要と改定されたようです。@H15
阪神・淡路大震災の影響で、十分な知識を持たない人たちが、
設計・施工し、それが倒壊の原因だったなどの理由により、
50m2以下に制限されてしまったようです。
- いとこの1級建築士に頼むか?(やつは、
- 50m2 平屋で我慢するか?
- もしくは、50m2を2つ建てるか?
すでに、使っていない部屋がたくさんあるし、
土台の腐った木屋も片付ければ、広くなるので、
無駄な部屋を作っても、また荷物が増えるだけですし、
いらないものを始末して、空きスペースに荷物を移動しようと思います。
また、いつでも2Fを増築できるように、
ホールダウンアンカーや梁受け金物を使うなど、
簡単に、四方に通柱を通せる仕様で設計したいと思います。
参考 >
www.takumi-probook.jp/tkbs/construction/const-halldown/post-241
www.hyakuzo.co.jp/seihin/bh_135_195_255.html
まあ、その際の増築は、建築士の資格が必要ですが。