ペチカのレンガを積む(試運転)

いよいよ完成し、試運転です!

ペチカ 完成

レーザーと、水糸で水平にレンガを積んだのですが、
若干ずれていたり、目地がきれいに入っていなかったりで、上塗りをする予定です。

設計図から、なんやかんやで、2ヶ月弱。
構造上、支えとなるレンガの位置がなくて、これ以上高くすることを、
また、今年は暖冬なので、早く完成にしないと、作った意味がないので、

20段から、16段で目標達成=完成としました。

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ペチカの試運転

煙突がつながったので、夜も遅かったのですが、初運転!

廃油ストーブのファンだけを回した場合、
しっかり煙突から排気されているのは確認していましたが、

廃油ストーブの点火がうまくいできなくて、
白煙がペチカの煙突の隙間や、弁、灰取出口から漏れる始末・・・

 

もしかして、ただの置物と化すのか??

不安がよぎります!

 

後日改めて、試運転し、
予想通りだった部分と、予想外だった部分がありますが、

結果としては、大成功です!

 

排気漏れの心配

白い排気が出た件ですが、薪ストーブでも起きうる症状です。
煙突に風が入り、逆流することも有り、
その時には、煙突の継ぎ目から、煙が出ますが、
正常に燃焼しているときは、隙間があっても、煙が漏れているようには思えません。

煙突が温まると、煙突効果で上昇するので、
とりあえず、気にしなくていいのかな?と思っていますが、
一酸化炭素警報機や、二酸化炭素計など、設置して、経過観察してみようと思います。

何より、目地からの排気漏れを心配していましたが、
これは目視できなかったことは、幸いでした。

 

予想外だった部分

側面より先に、天板が熱くなります。

ストーブの排気が、側面のレンガに当たると見込んだため、
排気が奥に行くように、斜めにレンガを入れたのですが、
それでも、側面が先に熱くなると思っていました。

その結果、上のレンがから順番に、暖かくなっていき、
水蒸気が上がっていきます。

廃油ストーブの燃焼温度は、500度以上!
排気温度も、それなりの温度になるはずですが、
下部は、ストーブを付ける前からすると、2~3度しか上昇していない様子。

取出口を開けて見たところ、下部は冷えた空気でした。
レンガが十分に温まっていないのでしょうね?

煙突から、水滴がポツポツと、、、
レンガに溜まった水が蒸発している結果です。
完全に乾いたら、もっと早く温まると思っています。

 

また、廃油ストーブから、煙突を直接繋いだ時には、
とても触れるような温度ではなかったのですが、
ペチカを通すことで、煙突はほんのりあったかいぐらい。

うわさ通り、排気熱は、ほぼペチカに蓄熱されているようです。

ストーブを消して、1時間ほどして、ペチカの天板を触ってみたところ、まだ熱いぐらいで、熱を放出してくれています。

 

3日ほど、朝夕に火入れをしてやると、
室温を20度に保ってくれる、魔法の炉になるようです。

 

今後の予定

レンガより、水が2倍の保温能力があるようなので、
ステンレスタンクを廃油ストーブで温め、コンクリート内に通すことによる、コンクリート蓄熱と、
温水そのものを置いておくことで、さらなる温かさを求めたいと思います。

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ペチカのレンガを積む(後半)

2週間ほどで出来上がると思っていたら、1ヶ月半が過ぎようとしています。
ほぼ毎日、8時間ほどやっているわけですが、
計算すると、30分に1つのペースです・・・

1日に16個が限界ということになり、 400個 = 25日

レンガを切ったりする時間や、難所で手こずった時間を考えると、
1ヶ月半は妥当かも・・・

 

2週間でできると思いこんで、やり始めましたが、
思いの他、時間がかかりました。
そして、真冬にやるものではないですね!

ペチカのレンガを積む

前回、奥の方から積んでいましたが、
これ以上伸ばせないため、手前に積んでいきました。

4列入るところも、目地の幅によっては、入らないため、
切断して入れており、割と時間がかかります。

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レンガが煙突の高さまで、寒い日には、煙突を繋いで、使うことができましたが、
いよいよ、これ以上レンガが積めない状況になったため、
廃油ストーブを断念することになりました。

煙突の取付口を作っていきます。

ペチカ 煙突取付口 レンガ切断

ここまでしなくていいんじゃないかと、呆れられていますが、
四角にレンガを切って、モルタルで埋めればいいところ、
グラインダーの歯の形状からしても、Rにしたほうが作業し良くて、
このような形になっています。

ペチカ 煙突取付口

煙突が長くて、切断した部分を再利用しました。
縦にカットしているため、広がるので、ホースバンドで固定しています。

ペチカ 煙突取付

ストーブ側の高さを測り、取付口を作りましたが、
割と水平に取り付けができて、大喜びしています。

あと、もう少し!!

 

工程が前後しますが、
煙突からの排気は、ペチカ内をぐるぐると巡回してほしいので、
奥に行くよう、斜めのレンガを設置しています。
効果があるとよいのですが??

廃油ストーブ 煙突 排気を迂回

さて、積んでいる途中で気づいて、急遽図面を修正!
煙突への排気は、ペチカ内で一番冷たい空気を送り出したいのが、本望なので、

ペチカのレンガを積む / 図面

煙突が温まっていないときは、上部の温かい空気を煙突に流し、
煙突が温まると、下部の冷えた空気を煙突に吸わせたいので、
「弁」を作ります。

一番手前の層の左側の区画は、煙突に繋がるのですが、
手前にオレンジ色のレンガで、煙突に行く空気を遮断します。

効果があると思うのですが、実際に動かしてみないとわかりません(汗

ペチカ 最終段の天板設置

いよいよ、最終天板を乗せています。
当初の予定は、20段でしたが、15段で手打ちとしました。
今年は暖冬ということもあり、これ以上やったら・・・

図面で書いた位置とは別の箇所に、弁を設けました。
右側の層は、循環用の層として、蓄熱してもらいます。

 

ペチカ 煙突排気 遮断弁

天板も積み終わり、いよいよ煙突!
の前に、ここにも、煙突から暖気が逃げていかないための、弁を作りました。

ペチカ 排気煙突口

まだ、カットしていませんが、こんな感じになる予定です。

ストーブからの煙突とは違い、こちら側の外径を115Φ以下にしないといけないので、
煙突の切れ端がなかったのもあるのですが、
ステンレス 0.5mmの平板を巻いて、それっぽく作りました。

 

いよいよ次回は、最終回!
煙突を繋いでの、試運転です!

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