ペチカ 北海道式

前回は、煙突を横引きで、煙突でも無駄なく部屋を温める方法を探りました。

その過程で、ペチカ 北海道式なるものを知ることになります。

 

ペチカとは?

北欧では、17世紀にレンガ造りのペチカを造る技術が確立し、ロシアへ輸出したことが普及のきっかけです。
ロシア式ペチカというのは、その後ロシアで改良され、技術が発達したものです。

ペチカ 構造

kinoshiro.com/wp/wp-content/themes/kinoshiro/img/pechica.pdf

 

要は、煙突からの排気を、レンガ内を通すことで、
レンガに蓄熱させる暖房装置となります。

煙突の横引きの場合は、蓄熱性はないため、
ストーブを止めると、まもなく冷めてしまいます。
また、煙突掃除も・・・

 

唯一と言っていい、動画がこちらで、
制作動画ではなく、お掃除の動画ですが、構造がよくわかります。

北海道の-30度の極寒の中、断熱材も入っていない築70年の土壁のお家が、
25度のポカポカになるそうです。

なんと熱効率、脅威の90%!

 

北海道式 ペチカ

上記の画像は、横引き(掃除口が複数必要)が改良され、
縦引きにしたものを、北海道式というそうです。

おそらく、奥行き30cm、幅200cm 、高200cmぐらいだと思いますが、
縦に仕切って、空間をつくり、上下が繋がってるそうです。
メリットとしては、掃除口が1つで良いとのことです。

 

早速、サイズ感を測るため、レンガを並べてみました。

北海道式 ペチカ レンガ仮積み

※下部はすべて繋がっていて、
煙突へとなっているところだけが、上部で繋がっています。

上部も全部繋いで、ダンパーで流れを制御するのもアリですね。
(外部煙突を温めるためて、上昇気流を作るため)

エンガワカフェ ペチカ構造図

getnavi.jp/dopa/693040/

 

今回は、階段下に置く予定なので、横長はできないので、
奥長のペチカになるため、第2段を考察。

北海道式 ペチカ レンガ仮積み※半レンガがないので、大きなレンガの間隔調整のため、全レンガを使っています。

2列にしてみましたが、もう少し大きくなるよう、
列を増やしてみようと思います。

 

コンクリートとレンガの蓄熱性

レンガ、コンクリートの蓄熱性

bocchi.j-shimbun.com/articles/furnacebase.html

お湯で温める、コンクリート蓄熱もあるので、
コンクリートのコストが「最悪」なのは、?、ですが、
一部、基礎ブロックを使って、レンガを節約したいと思っています。

こんなやり方もあるみたいです。

 

ペチカ 北海道式