防音壁を自作してみる!

お隣さんは、割りと大きな音を出していても、
文句は言ってこないので、調子に乗って、
別の場所で、爆音出していたら、

もっと離れた住人から、通報され、

警察沙汰に・・・

***

予てから、防音部屋を作って、
クラブ並の音がガンガン音出せる環境がほしいぞっ!
ということで、

最終的には、そこはパーティールームとなるわけですが。

 

防音費用を見積もってみると?!

払えないような金額を提示されるのが、分かりきっていたので、
私は、見積もりは一切していません。

また、工務店と言っても、防音については、無知なことが多く、
クラブレベルの音 (100db + 低音)の65db減の防音なんて、
とてもじゃないけど、任せられません。

というのも、

ピアノの練習用に、防音部屋にしてもらったけど、
音が漏れる

なんてことが、よくあると聞くからです。

 

ただでさえ高い防音材のコストを抑えるよりも、
人件費をゼロにしてしまった方が、圧倒的に安く付くため、

DIYレベルなので、自作の防音壁が、何よりです!

 

まずは、しっかりとした知識を身につける必要があるため、

防音について、学びました。

一言で、防音といっても、3つの対策」が必要です。

  • 重量物で、音を遮る遮音
  • 音を吸収させる吸音
  • 振動を伝えない防振

遮音

音(空気の振動)を遮(さえぎ)るには、重いものを置きます。
特に、低音!

コンクリートで厚めに建造するといいようですが、
建築段階での話で、後付は難しいので、

壁・天井に、遮音(防音)シートを張るのが一般的です。

こちらは、10mロールで、21kg(厚み1mm)

以前、在庫セールで安かったので、買ったのですが、
実は、これでは、薄すぎる・軽すぎるそうで、

5Mロール 31kg (厚み2.4mm)が、一番イイようです。

=重いものほど、

施工容積は、6M x 9M x 2.5Mなので、
実際には1ロールで1.8M幅取れるのですが、
単純計算で、1ロール2M取れるとして、

  • 壁: 6M x 2面 + 9M x 2面 / 2 = 21ロール
  • 天: 6M x 9M / 5 ≒ 10ロール

※1Fなので、床の防音は、無視します。

20cmサバを読んでいるので、1.1倍し、

ざっくり35ロール必要ってことになります。

楽天では、14000円で売られていますが、
Ancworksで、7500円ぐらい売られているので、

www.aunworks.jp/product/79511

7500円 x 35巻 = 26.25万円!!(送料別)

1層での防音なので、2層すると、その倍。3層で3倍となります。
(層については、後述)

吸音

一番内側の層に、防音シートを貼るわけですが、それでも音は漏れるため、字の通り、音を吸収させます。

これには、断熱材として使われる

  • グラスウール(主原料: ガラスを、削った綿)
  • ロックウール(主原料: 主に玄武岩を削った綿)

などを、使いますが、
防音では、密度が高いロックウールを使うのが、良いようです。

ロックウールボード(裸品)吸音・断熱材 「MGボード 200」密度200k [厚さ50×605×910mm] 1ケース/5枚入 ※ガラスクロスなし DIYの防音工事に! ニチアス 高密度 遮音補強 楽器練習 防音室 プライベートスタジオ ホームシアター ピアノ

 

探した中で、一番密度の高いもの(200k)で、15000円

  • 壁: 6M x 2.5M x 2面 / 1枚の面積 = 55枚(11ケース)
    9M x 2.5M x 2面 ?/ 1枚の面積 = 83枚(17ケース)
  • 天: 6M x 9M / 1枚の面積 = 100枚(20ケース)

計: 11 + 17 + 20 = 48ケース x 15.5万円 = 77.5万円

50mm 厚なので、25mm 厚にすると、半額になるわけですが、
その性能も単純計算で、半減となるわけで・・・

 

防振(空気層)

例えば、2層ガラスの窓があります。
2枚のガラスの間に、隙間を作り、音の振動を外に漏らさない工夫されていますが、
より防音性を高めるには、3層ガラスを使います。

更に、内窓を3層ガラスで追加すると、より効果的!

 

上記、防音シートのところで触れましたが、
現在、算出している費用は、

  • 遮音シート 26.25万円
  • 吸音材 77.5万円

1層のお値段だけで、約100万円!!

これに、石膏ボードやら、木材の費用が加算されるわけですが、

2層ガラス・3層ガラスのように、
層を増やす毎に、性能は上がっていきます。

 

そして、大事なのが、

1層目(1番内側の壁)を、2層目に伝えないこと。

空気層とは、通常、吸音材を入れる空間のことでもあるのですが、
壁に伝わった音を、次の壁に伝えないためには、

それぞれの壁が、独立していることが、理想です。

ただ、柱やら何やら、独立となると大変すぎるので、

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を使うことで、振動を抑えつつも、壁を連結できるのですが、
いかんせん、1800mm x 9本 36000円 (4000円/本)は高すぎる。

中が空洞になっているそうなので、
防振ゴムにはない防振性があるとのことですが、

40cm感覚では、とてもじゃないけど、費用的に、

 

防音費用を落とす

1層だけで、最低100万円かかるわけで、
いい素材を使うことも大事ですが、
「必要のない場所は手を抜く」というのも、とっても大事なことみたいです。

その上で、目標の音になるまで、層を重ねていくしかないのと、
いろんな素材を混在させることが、重要みたいです。

 

幸い、1Fに防音工事をするため、
腰高までコンクリートブロックを積むことが出来ます。

  • 壁: 6M x 2面 +?9M x 2面 = 30M
  • 1ブロック 390 x 190 x 100

なので、

?1段: 30000mm / 390mm ≒ 77枚

1枚100円なので、5段になると、40000円

※1枚10kgなんで、4トンにも

 

まあ、実際にやってみて、理想の音になるまで、
層を増やしていくわけですが、

ホントにその素材でいいのか、何層まで必要なのか、
実際の音を出してみないことには、わかりません。

おそらく、3層目で金銭的に力付きますし、
4層目は、空間が小さくなりすぎるので、絶対に無理!

 

ということで、

実験房の作成

スピーカーが収まるサイズの防音室を作り、音漏れチェックするのがベスト!

実際には、柱や床を伝わって届く音もあるわけですが、
事前に、どこまでのボリュームなら、耐久できるかがわかるわけで。

鳴らすスピーカーが大きいのですが、
なんとか、各辺 180cm / 90cm 以内の経済サイズには収めたいところ。

ちなみに、

  • 上のスピーカーは、Yamaha S115Vで
  • 下のスピーカーは、JBL ?型不明(かなり古い)

最新のスピーカーと、古い柔らかい音を出してくれる、最強コンビ!

Yamaha S115Vのレビューはこちら

防音壁を自作してみる!
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